米国務省、対ノルド・ストリーム2追加制裁にコメント
ウクルインフォルム
プライス米国務省報道官は23日、国務省は独露間新天然ガスパイプライン「ノルド・ストリーム2」プロジェクトへ関与する個人・法人への制裁を続けていくと発言した。
プライス報道官が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
プライス氏は、「私たちは、法を遵守していき、そのガスパイプラインの建設に関与する団体に対して、欧州エネルギー安全保障保護法(PEESA)を然るべく履行し続ける」と発言した。
同氏はまた、米国務省は引き続きノルド・ストリーム2に反対を表明しており、同パイプラインをロシアによる有害な地政学的プロジェクトだとみなしていると指摘し、「それはウクライナにとって悪い合意であり、欧州にとっても悪い合意である」と発言した。
その上で、同氏は、正にそれが理由で、米国はノルド・ストリーム2の欧州・ウクライナの安全保障に対するリスクを低減するために、ウクライナやドイツと調整して活動してきたのだと指摘した。
これに先立ち、22日、米政府が独露間新天然ガスパイプライン「ノルド・ストリーム2」に関わる1団体と2隻の船舶を制裁対象に加える決定を下していた。