EU、対露経済制裁の延長を決定
17日、ミシェル欧州理事会議長がツイッター・アカウントにて伝えた。
ミシェル氏は、「もしロシアがウクライナに対して更なる軍事行動を取ったら、多大な結果と深刻な代償が生じる。欧州理事会の首脳たちは、対露経済制裁の延長に満場一致で同意した」と伝えた。
同氏はまた、EUは、ロシアに対して、ウクライナ東部紛争解決を目的にロシア・ウクライナ・欧州安全保障協力機構(OSCE)が合意した「ミンスク諸合意」の自らの部分を遵守・履行するよう要請していることを喚起した。
Massive consequences & severe cost will follow if Russia takes further military action against Ukraine.#EUCO leaders unanimously agreed to roll over economic sanctions against Russia.
— Charles Michel (@eucopresident) December 17, 2021
We call on Russia to keep its part of the bargain and proceed with Minsk implementation. pic.twitter.com/uxeMXxM11u
また、同日、ウクライナのクレーバ外相は、ツイッター・アカウントにて、EUの対露制裁延長の決定につき謝意を伝えた。
クレーバ氏は、「欧州理事会による現存の対露経済制裁を6か月間延長するという政治決定に感謝している。私は、ロシアに更なる侵略のやる気を失くさせる、包括的抑止パッケージの一部として、深刻かつ大規模な追加制裁を発動する準備がEUにあることを歓迎している」と指摘した。
Grateful to EUCO for the political decision to roll over existing economic sanctions on Russia for 6 months. I also welcome the EU's readiness for additional severe and massive sanctions as part of the comprehensive deterrence package to demotivate Russia from further aggression.
— Dmytro Kuleba (@DmytroKuleba) December 17, 2021
この他、16日には、欧州議会が、ウクライナの国境と被占領地の治安状況に関する決議を採択し、ウクライナ周辺におけるロシア軍の集結を非難している。