ウクライナ外務省、プーチン露大統領による「ウクライナのドンバス攻撃準備」発言を否定
ウクルインフォルム
ウクライナ外務省は、ロシア連邦のプーチン大統領による、あたかもウクライナが東部ドンバス地方にて軍事作戦を準備しているとする発言は、事実に反すると否定し、ウクライナは平和のみを希求していると発表した。
23日、オレフ・ニコレンコ外務報道官がウクルインフォルムにコメントした。
ニコレンコ報道官は、「ロシア大統領による、ウクライナがドンバス地方にてあたかも『軍事作戦』を準備しているとする発言は、事実に反する」と発言した。
同氏は、ウクライナは平和のみを希求しており、和平プロセスを前に進めるために、何より(編集注:独仏宇露4国からなる)ノルマンディ・フォーマットにて、恒常的に努力していると喚起し、そのことはウクライナが武力紛争解決のための政治・外交的手段へコミットしていることを鮮明に証明するものだと指摘した。
加えて同氏は、「さらに、ウクライナ大統領府と(編集注:ロシア・ウクライナ・欧州安全保障協力機構(OSCE)からなる)三者コンタクト・グループ(TCG)のウクライナ代表団は、昨日、停戦体制の回帰のために、甚大な作業を行なっていた」と発言した。
また、「ドネツィク・ルハンシク両州のコンタクト・ラインの両側の人々は、特に、新年の祝日の前、平和と安寧を受けるに値する」と強調した。
これに先立ち、22日、三者コンタクト・グループ(TCG)が同日の会合にて、全ての紛争当事者が停戦体制回復の必要性に関する共通理解に達成したことが発表されていた。