ロシアにはウクライナ・EU関係に関する発言権利はない=クレーバ宇外相

ロシアにはウクライナ・EU関係に関する発言権利はない=クレーバ宇外相

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ウクライナのドミトロー・クレーバ外相は、ウクライナと欧州連合(EU)は、ロシアが欧州を影響圏で分割したり、ウクライナ・EU関係に関して発言する権利はないとの見解で一致していると発言した。

5日、クレーバ外相がボレルEU上級代表とのウクライナ東部ルハンシク州スタニツャ・ルハンシカのコンタクト・ライン視察後記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

クレーバ氏は、「強調したい。ウクライナとEUは、ロシアが欧州を影響圏に分割したり、EUがどこへ、どのように、いつ拡大するかを決めたり、ウクライナとEUの関係の性質を決めたりする権利を持たないとの見解で一致している。それは、キーウ(キエフ)とブリュッセルにとってのみ関係なのであり、本件につきモスクワには一切の発言権はない」と発言した。

同氏はまた、ボレルEU上級代表が今日、ロシアが始めた紛争の破壊的被害と、ウクライナによる戦争停止の努力を自らの目で見て、感じることができたと指摘した。同氏は、ボレル氏はウクライナの統一部隊作戦代表者からロシアによるミンスク諸合意への体系的違反について詳細なブリーフィングを受けたと伝えた。

写真:オレクシー・コヴァリョウ/ウクルインフォルム

加えてクレーバ氏は、「現在、ウクライナとEUの前には、一つの課題がある。それは、外交的手段で情勢緩和を促し、またロシアに緊張を緩和させ、攻撃的意向を断念させることだ。私たちは、ロシア抑止に向けて体系的に作業している。もちろん、その抑止パッケージの要素の一つは、新たな、痛みある対露制裁の準備である」と伝えた。

クレーバ氏は、EUとボレル氏に対して、現在の治安情勢におけるウクライナへの支持とウクライナ国内改革プログラムへの支持につき謝意を伝えた。

その他、クレーバ氏は、ツイッター・アカウントにて、ボレル氏が同記者会見にて、「ウクライナの安全なくして、欧州の安全は一切あり得ない」「ウクライナに関する議論はいかなるものもウクライナを含めなければならない」と述べたことにつき、「完全に共有する」とコメントした

なお、1月4〜6日、ボレルEU上級代表がウクライナを訪問している。ボレル氏は5日に、クレーバ・ウクライナ外相とともにルハンシク州の前線を訪問し、その後キーウ(キエフ)にてウクライナ政権関係者と会談する予定。


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