「客人たちはウクライナに圧力をかけなかった」=クレーバ宇外相、4国首脳のキーウ訪問の「5つの結果」を発表
クレーバ外相がフェイスブック・アカウントに書き込んだ。
クレーバ氏は、1つ目の結果は訪問した4首脳が今後の対露制裁に関するイェルマーク大統領府長官とマクフォール・スタンフォード大学教授の作業した勧告パッケージを受け取ったことだと指摘した。同氏は、「賓客たちは、欧州の一部の首脳が制裁疲れを感じていることを認めた。しかし、彼ら個人は、さらに進む準備がある。新たな制裁は科される」と発言した。
次に同氏は、武器に関する結果があるとし、協議の際にいくつかの新しい有益な発表があったと伝えた。そして、同氏はゼレンシキー大統領が、さらなる武器が必要な理由に関して数字について説明したとし、それを「賓客は聞いた」と指摘した。
また、ウクライナが欧州連合(EU)の加盟候補国地位を求めている件については、クレーバ氏は、今週はじめと比べても、今日、同地位付与がさらに近くなったと発言した。同氏は、4首脳に対して謝意が伝えられたとし、「しかし、まだ全ての障害が克服されたわけではなく、全ての罠を回避したわけではない。決定はコンセンサスで採択されるのであるので、皆、チームで、落ち着いて、集中して、結果のために作業を続けている」と発言した。
もう一つの結果として、クレーバ氏は、穀物輸送問題においてロシアを信じてはならないとの点で全ての賓客が同意したことだと発言した。同氏は、「国連を通じて仕事をし、明確な保証を得なければならない。並行して、陸上回廊を著しく発展させていく。穀物のテーマは、アフリカ、アジア、南米における私たちの戦争の受け止め方のテーマと直接に結びついている。そのテーマも行動を調整した」と発言した。
最後に、クレーバ氏は、協議の際に、賓客たちが、ウクライナを強制したり、促したり、圧力をかけたり、結びつけたりするようなことはなかったと強調した。同氏は、マクロン仏大統領による「ウクライナはこの戦争に勝たねばならない」との象徴的な言葉を喚起した。
なお、16日、マクロン仏大統領、ショルツ独首相、ドラギ伊首相、ヨハニス・ルーマニア大統領がキーウを訪問し、共同記者会見時に4国がウクライナへのEU加盟候補国地位の付与を支持していると表明した。
写真:大統領府