キーウは住民避難が必要な状況からは程遠い=シュミハリ宇首相
ウクルインフォルム
ウクライナのシュミハリ首相は8日、現在キーウ(キエフ)は避難を発表しなければならないような状況からは程遠いと発言した。
シュミハリ首相が閣議の際の自身の発言をテレグラム・チャンネルで報告した。
シュミハリ氏は、「もう一度キーウないしその他の町からの住民避難の議題に戻ろう。本件では正直な話が重要であり、かつ正しい。そのため、私は、政府と関連省庁の立場を強調する。避難は緊急手段として最後に適用されるかもしれないものだ。常にプランBは有しておくべきだが、他方で現在の状況は、全ての前線に隣接していない町、ましてや首都からの避難を発表するような状況からは程遠い」と発言した。
同氏はまた、電力関係者も防空部隊も活動していると述べ、「私たちは、できるだけ早く電力システムの完全な稼働を復旧できるようにあらゆる可能なことを行っている。政府、電力関係者、地方自治体、公共サービス従事者が並行して冬季に向けた準備を続けている。予備機材を購入し、追加的な暖房ポイント(編集注:市内に設置される暖を取るための仮設施設)の準備を行っており、迅速に復旧し、様々な状況に向けた準備をしておくために、国際パートナーたちとウクライナへの必要な設備、機材の提供の協議を活発に行っている」と強調した。