フィンランドはウクライナがロシアとの戦争に勝つように更に支援すべき＝マリン首相

マリン・フィンランド首相が同国首相として初のニュージーランドとオーストラリアへの訪問の際、オークランドで発言した。ＡＰ通信が報じた。

記者から、フィンランドやニュージーランドのような小さな国は情勢にどのようなソフトパワーの影響を及ぼすことができるか、との質問に対して、マリン首相は、「ウクライナに関しては、私たちはハードパワーを必要としている」とし、「彼らは武器を必要としており、財政サポートを必要としており、人道支援を必要としており、私たちもまた、ウクライナから逃げてくる難民全てが欧州で歓迎されることを確実なこととせねばならない」と発言した。

さらにマリン氏は、１３００キロメートルの国境をロシアと接するフィンランドにとって、現在の戦争は非常に具体的な意味を持っていると指摘し、またフィンランドはこれまでにウクライナに１０回の武器供与を行ったと伝えた。

そして同氏は、「私たちは、彼らが勝利することを確実にしなければならない」と発言した。

その他同氏は、現在の戦争はウクライナの無辜（むこ）の民間人のみならず、世界中の全ての人々に影響を及ぼしているのであり、西側の国々もまた、さらに強力な対露制裁を科す必要があると強調した。