G7外相、ウクライナの防空システム強化に合意
ウクルインフォルム
ドイツ連邦共和国のベーアボック外相が議長を勤めた、12月22日のG7外相ビデオ会談では、外相たちは、ウクライナ情勢の意見交換やウクライナへのさらなる支援などにつき協議を行った。
ベーアボック独外相がベルリンでの記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
ベーアボック氏は、「私たちは今日、G7として、私たちは祝日の間も新年も、ロシアがこの違法で残酷な侵略戦争を止めるまではウクライナへの支持を止めない、ということをもう一度完全に明確に述べた」と発言した。
同氏はまた、ミサイル1発1発がウクライナ人にとっての停電の時間を長くしているのであり、現在の優先課題は、ウクライナの防空システムの強化だと発言した。
同氏は、「そのため、私たちは今日のG7オンライン会合にて、防空分野の私たちの協力に集中することで合意した。なぜなら防空は命を救うからだ」と伝え、具体的には、防空システムとその弾薬の供給だと指摘した。
さらに同氏は、ドイツはすでにウクライナに防空システム「アイリスティー(IRIS-T)」と自走対空砲「ゲパルト」を提供したことを喚起した。同氏はまた、米国がウクライナに防空システム「パトリオット」を提供する決定を下したことを歓迎した。
同氏は、「私たちはもう一度、これらに加えて私たちにまだ何ができるかを見てみる」と発言した。
その他同氏は、会合の重要な議題だったのは、冬季支援だとし、それも強化しなければいけないと伝えた。同氏は、「発電機、変圧器の1つ1つ、毛布の1枚1枚や燃料が命を救うのだ」と強調した。
なお、ドイツは2022年のG7の議長国であった。2023年の議長国は日本となる。