クレーバ宇外相、年内にラテンアメリカ戦略を採択すると発表
ウクルインフォルム
ウクライナのクレーバ外相は4日、ウクライナは年内にラテンアメリカ地域の外交戦略の指針となる「ラテンアメリカ戦略」を採択すると発表した。
クレーバ外相がオンライン記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
クレーバ氏は、「今年はラテンアメリカが私たちの優先課題だ。ラテンアメリカは、私たちがまだしっかりと『再耕作』できていない地域だ。私たちにはアフリカ戦略があり、私たちはそれを実現している。アジア戦略もあり、私たちはそれも実現している。外務省が今年採択する次の戦略的性格を持つ文書は、ラテンアメリカ戦略となる。あなた方は今年、ウクライナの南米空間への強力な回帰を目にすることになる」と発言した。
同氏はまた、同地における重要な出来事として、1月1日のルーラ・ブラジル大統領の就任を挙げた。同氏はその点で、スヴィルデンコ宇第一副首相率いるウクライナ代表団がブラジル大統領就任式に出席し、ルーラ新大統領やその他の外国代表団代表者と中身のある会談を行ったと報告した。
そして同氏は、「そのハイレベル訪問は、私たちの国家がウクライナ・ブラジル対話の再起動と貿易経済連携への追加的後押しに関心を抱いていることを示すものだ。私たちは、ブラジル側からシグナルを聞いた。私たちは、同地域の他の国々とともに、彼らと積極的に活動していく」と強調した。
これに先立ち、昨年12月23日、ゼレンシキー宇大統領は、同国は2023年にアフリカの10か国に新たに大使館を開設すると発表していた。
なお、ウクライナ政府は、過去数年でアジア戦略とアフリカ戦略を策定している。