ペチェルシク大修道院では今後もウクライナのための祈りが聞かれるだろう=ゼレンシキー宇大統領
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は7日、同日のウクライナ正教会が行ったキーウ・ペチェルシク大修道院でのクリスマスの典礼にてウクライナのための心からの祈りが聞かれたと発言した。
ゼレンシキー大統領が同日夜の動画メッセージで発言した。
ゼレンシキー氏は、「私は今日、多くの人、多くの私たちの戦士が、キーウ・ペチェルシク大修道院の寺院での主の典礼に訪れたことを喜びを持って目にした。その神聖な場所は、ウクライナの文化的伝統の源泉の一つである。大修道院にて今日、ウクライナのための心からの祈りが聞かれたこと、そして今後も聞かれていくこと、もう今後誰も大修道院のウクライナのものを他者のものにしていしまうことはないことが非常に重要である」と発言した。
同氏はまた、ウクライナの独立はあらゆる要素において強固となり、それは永遠に続くであろうと強調した。
さらに同氏は、「私たちはあなた方とともにそれを確実なものとする。そして、今日感じられた気持ちを今後も維持していくことがとても大切だ。ウクライナを強くしたこと、歴史的正義を達成したことから来る喜びの気持ちだ。私は、全てのウクライナ人に、そのような気持ちが私たちの間でより頻繁に生じることを祈願する。ウクライナに栄光あれ」と発言した。
なお、同日、ウクライナ正教会(独立系)のエピファニー首座主教が、降誕祭(クリスマス)の典礼をキーウ・ペチェルシク大修道院のウスペンシキー寺院で行った。ウクライナ正教会がキーウ・ペチェルシク大修道院で降誕祭典礼を実施するのは今回が初めて。これまでは、ウクライナ正教会モスクワ聖庁(ロシア正教会系)がウスペンシキー寺院を賃貸していたが、2023年1月1日に同契約は失効していた。
ウクライナでは、12月25日と1月7日の2回のクリスマスが祝日として定められている。