「ウクライナが戦場で勝つには、より多くの武器が必要」＝フックストラ蘭外相

フックストラ外相がベーアボック独外相とハーグでの共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

フックストラ氏は、「何であれ、この紛争を本当に解決する唯一の手段が戦場で勝つことであることは完全に明白である。そのため、より多くの武器が必要であり、私たちは目で現実を見なければならない。もし私たちが努力を制限したら、私たちがここまでに行ってきたことは無に帰してしまう」と発言した。

また同氏は、２０２２年２月２４日、天地がひっくり返ったのだとも述べ、「戦争が欧州の地に戻ってきて、この世界は燃えている。戦争とウクライナの危機以外に、私たちは、世界中でホットスポットを目にしており、またエネルギー危機も目にしているし、私たちは機構変動や民主主義の侵食も目にしている」と発言した。

その他同氏は、ドイツとオランダは単にとても良い隣人であるだけでなく、非常に強力かつ理想的なパートナーでもあり、欧州連合（ＥＵ）と北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）の中でも隣国、パートナー国だと発言した。

同氏は、「私は、自分たちの努力を合わせたら、今日の挑戦の解決、特にウクライナにおける戦争の挑戦の解決にて、私たちが重要な役割を担えると固く信じている」と強調した。

同氏はまた、ドイツとオランダは、正義を勝利させる上でもパートナーだとの見方を示した。そして、「その点で、私は非常に近しいパートナーだ。そして、私たちは、今後も毎日行われているあらゆる犯罪について協議していくが、しかし、現時点では、私たちは、多数のウクライナの子供たちがロシアに追放されていることで、不穏に感じている」と発言した。

さらに同氏は、ウクライナの人々が毎日示している信じがたい勇敢さと心の強さを賞賛し、「彼らの抵抗は全ての欧州人の自由と人権を守っている。そして、それは団結の力が現在の挑戦に対する正しい返答なのだという私の確信を確認している」と発言した。

なお、１６日、ベーアボック独外相がオランダを訪問していた。両国外相会談の協議の中心議題となったのは、ウクライナに対するロシアの侵略戦争とその影響や、ＥＵ内の諸問題であった。