ステファンチューク宇国会議長、仏議会でウクライナへの航空機提供を呼びかけ
フランス訪問中のステファンチューク議長がフランス議会で行った演説の動画をフェイスブック・アカウントで公開した。
ステファンチューク氏は、フェイスブックの投稿には「フランス共和国下院の演壇に立った。そこでは、数多くの重要な、しばしば運命を決める、決定が採択されてきた。今日、私は、親愛なる同僚たちにロシアをテロ国家と指定するよう呼びかけた」と書き込んだ。
その他、同氏は、仏議員に対して、1932年〜1933年のホロドモールをウクライナ人に対するジェノサイドと認定すること、ウクライナへの防衛支援を提供すること、またウクライナの復興に参加することを呼びかけた。
加えて同氏は、ウクライナが欧州連合(EU)加盟候補国地位を付与された際に、フランスが主導的役割を果たしたことにつき謝意を述べた。同氏は、「現在過度に高い代償を払っているウクライナの人々は、自由な欧州の人々の家族の中で必ず花咲く」と強調した。
そして、同氏は、フランスがウクライナの北大西洋条約機構(NATO)への簡素化手続きでの加盟申請を政治的に支持することと、ウクライナに航空機を提供することへの期待を伝えた。
同氏は、「フランスのおかげで、ウクライナの語彙に新しい言葉が加わった。もう私たちは、クロタル、カエサル、LRU、AMX-10RCが何なのかよく知っている。そして、私たちは、新たな言葉で語彙を増やす準備がある。私たちは、レオパルト、エイブラムス、チャレンジャーの中に、地上で私たちを強化するフランスのルクレールも見たいと思っている。そして、その他の同盟国の航空機とともにウクライナの空を守るミラージュとラファールだ。私たちに航空機を提供して欲しい! 私たちに勝利の翼を与えて欲しい! 私たちがウクライナを閉ざし、欧州全てを守る翼をだ!」と呼びかけた。
その他、ステファンチューク氏は、フェイスブック・アカウントにて、同日マクロン仏大統領と会談したことも報告した。
同氏は、マクロン大統領に対して、ウクライナへの各種装備の提供につき謝意を伝えたと書き込んだ。
さらに同氏は、「武器について非常にたくさん話し合った。ウクライナのための武器だ! 私たちにとって、この戦争でウクライナに勝利の機会を与える現代的な武器を受け取ることが重要だ。私は、ウクライナ軍が必要としているものを強調した。そして、マクロン氏は、フランスが支援を約束したら、フランスはそれを与えることを明言した。そして、発表と武器提供の間の時間は、そんなに時間はかからないとも述べた」と伝えた。
また同氏は、ゼレンシキー大統領が提案している10項目からなる「平和の公式」や戦後の裁判、、賠償金問題についても協議したと報告した。