ゼレンシキー宇大統領、岸田日本首相のウクライナ訪問を総括
ゼレンシキー大統領が同日夜の動画メッセージの際に発言した。
ゼレンシキー氏は、「今日は、私たちの国の客人である、日本の岸田首相が、ブチャ視察からウクライナ訪問を始めた。ロシアのテロにより命を奪われた人々皆の追悼からだ。岸田氏は、キーウのミハイル黄金ドーム大聖堂近くの追悼の壁を訪れ、ウクライナのために亡くなった私たちの戦士たちを追悼した」と伝えた。
また同氏は、「そして、世界の首脳たちが、どんなリスクがあろうとも、勇気を示してウクライナを訪問し、私たちの自分の国やウクライナの独立を守っているだけでなく、世界に文明的なルール、文明的な生活が維持され、機能するようにするために戦っている人々に敬意を示すことは、非常に重要だ」と指摘した。
そして同氏は、「私たちの岸田氏の協議は、非常に生産的だった。今回の訪問が日本がG7、偉大な民主的な7つの国家グループの議長国である時に行われていることは指摘すべきだ。日本の強さ、日本のアジアにおける、平和とルールに基づいた国際秩序の防衛におけるリーダーシップ、日本のG7議長国としての責任を考慮すれば、私たちの今日の協議は本当にグローバルな決定をもたらしうるものだ」と発言した。
さらに同氏は、今回の協議で、安全保障、政治、制裁、経済、人道の分野の問題につき話し合ったとし、「日本には、私たちの復興へ加わる準備、その経済的・インフラ的プロセスのリーダーになる準備がある」と伝えた。
同時に同氏は、「しかし、今日、私は、日本には、国際秩序、侵略からの防衛、ロシアのテロからの防衛のために、世界をより積極的に動員するために、私たちと一緒に働く完全に具体的な準備があるということも聞いた。ありがとう、日本!」と強調した。
これに先立ち、21日、岸田首相は、ウクライナを訪問し、ゼレンシキー宇大統領と会談した。その他、岸田首相はまず、キーウ市到着後にキーウ州ブチャを訪れ、ロシア軍の残虐行為の犠牲者を追悼。その後再びキーウへ移動し、聖ミハイル黄金ドーム修道院横のロシアとの戦争で戦死したウクライナ軍人の追悼碑を訪れ、献花を行っていた。