ウクライナ安保会議書記、クリミア脱占領は「軍事的手段と外交的手段があり得る」と発言
ウクルインフォルム
ウクライナのダニーロウ国家安全保障国防会議(NSDC)書記は、クリミアの脱占領手段は軍事的なものも外交的なものもあり得ると発言した。
ダニーロウNSDC書記がウクルインフォルムへのインタビュー時に発言した(リンク先はウクライナ語)。
ダニーロウ氏は、「現時点では、その手段は軍事的なものと外交的なものがあり得るとの理解がある。全ては、ウクライナ領の一部を奪取したテロ国家の振る舞いに左右される」と発言した。
同氏はまた、ウクライナ政権は「外交的手段に惹かれている」とい、外交的手段は犠牲と悲劇を回避させるからだと指摘した。同時に同氏は、「もし外交的手段が機能せず、テロ国家が自発的にウクライナを立ち去りたがらなければ、私たちは、自国領解放のさらなる試みに関する自らの視点を策定する権利を有する」と強調した。
これに先立ち、ウクライナのシビハ大統領府副長官(外政担当)が、英フィナンシャル・タイムズ紙に対して、ウクライナはウクライナ軍がロシアの占領するクリミアとの境界線に到達したら、クリミアの将来についてロシアと協議を行う準備があると発言していた。
シビハ氏は、「もし私たちが戦場で戦略的目的を達成することができ、私たちがクリミアとの行政境界線に到達したら、私たちは、その問題(編集注:クリミアの将来)の議論のための外交的ページを開く準備がある」と発言していた。
同時にシビハ氏は、ウクライナはクリミアを軍事的手段で解放する可能性も排除しないとも発言していた。