クレーバ宇外相、イラク訪問 外相と穀物輸出や和平案につき協議

クレーバ宇外相、イラク訪問 外相と穀物輸出や和平案につき協議

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ウクライナのクレーバ外相は17日、同国外相として2012年ぶりにイラクを訪問した。

ウクライナ外務省広報室が伝えた

発表によれば、訪問は4月10日のゼレンシキー宇大統領とムハンマド・スーダーニー・イラク首相の電話会談の際の合意に従って実現されているものだという。

クレーバ外相は、バグダッドにて、フアード・フセイン第一副首相兼外相と会談した際に、その際、「ウクライナとイラクは、長年の友好と相互尊重の歴史で結束している。かつてはウクライナ軍人がイラク領の情勢の正常化を支援した。現在、イラク政府は、ロシアの全面侵攻が生じる中、ウクライナの主権と領土一体性を支持している」と発言した。

さらにクレーバ氏は、「先週の両国首脳の電話会談は、二国間政治対話の活性化を著しく後押しした。そして、今日私は、ウクライナとイラクの二国間関係にける新たな可能性の扉を開き、私たちの連携を新たな実際的内容で満たすべく、バグダッドに到着した」と指摘した。

その他同氏は、イラク側に対して、ウクライナの防衛戦力がロシアの侵略を撃退して、奪われていた領土を解放していることを報告した。

さらに同氏は、ゼレンシキー大統領が提案している、ウクライナにおける公正で長続きする平和の確立を目的とする「平和の公式」に注意を向けた。

その他、双方は、ウクライナの穀物の輸出につき協議を行った。

両者は、貿易、教育、デジタル化の分野の協力を活性化させるために、近々ウクライナとイラクの複数の関連省のレベルで協議を行うことで合意した。

また両者は、外務省の政治協議を実施すること、また貿易、経済、科学、技術の分野の協力に関する第5回政府間委員会会合を開催することで合意した。後者の会合が前回開催されたのは、2012年だという。

クレーバ氏はまた、フセイン第一副首相兼外相をウクライナへと招待した。

写真:ウクライナ外務省


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