米国、ウクライナ中国首脳電話会談を歓迎しつつ、平和に向けた進展の可能性は「今はわからない」
ウクルインフォルム
米ホワイトハウスのカービー国家安全保障会議(NSC)戦略広報調整官は26日、ロシアの対ウクライナ全面侵攻開始以降初となるゼレンシキー宇大統領と習中国国家主席の電話会談が行われたことを歓迎しつつ、同時に平和に向けてのどのような「意味ある進展」について話すことは時期尚早だと指摘した。
米CNNがカービー氏の発言を報じた。
カービー氏は、「私たちは、習国家主席とゼレンシキー大統領の間で電話会談があったとのしらせを歓迎している。私たちは、それは良いことだと思っている」と発言した。
また同氏は、中国にとってウクライナによる違法でいわれのないロシアの侵攻に関する視点を聞くのは重要だというのが米国の一貫した立場だと指摘した。
同時に同氏は、「それが何らかの意味ある動き、計画、あるいは提案をもたらすかどうかは、私は、今それはわからないと思う」と発言した。
記者から、中国が和平合意達成において役立つ可能性はあるかとの問いに対して、カービー氏は、それはウクライナの条件でなければならないと改めて強調し、「ウクライナ人やゼレンシキー大統領個人がそれに身を投じて支持するものでなければ、(合意は)持続可能で信頼できるものにはならないだろう」と発言した。
その他同氏は、米国は、今回の電話会談につき事前には知らなかったと伝えた。
これに先立ち、26日、ゼレンシキー宇大統領と習中国国家主席が電話会談を行っていた。