ゼレンシキー宇大統領、ローマ教皇と会談
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ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は13日、バチカンを訪問し、ローマ教皇と会談した。
ゼレンシキー大統領がテレグラム・チャンネルで報告した。
ゼレンシキー大統領は、「ローマ教皇フランシスコと面会した。何百万人のウクライナ人の悲劇に対する彼個人の注目に感謝している。私は、何万人の追放された子供達のことも強調した。私たちは、子供達を家に帰らせるためにあらゆる力を注がねばならない。さらに、ウクライナにおけるロシアの犯罪も断罪するよう要請した。なぜなら、犠牲者と侵略者の間に平等はあり得ないからだ」と発言した。
動画:ゼレンシキー宇大統領(テレグラム)
また同氏は、ローマ教皇に対して、自身が提案している「平和の公式」につき、それが公正な平和を達成する唯一の効果的なアルゴリズムだと伝え、その実現に加わるよう招待した。
その他、大統領府広報室も、同会談につき公表した。発表によれば、ゼレンシキー大統領は、ローマ教皇に対して、ウクライナを訪問して、ロシアのテロに苦しみ、悪と戦っている全てのウクライナ人を祈りによって支えるよう呼びかけたと伝えた。
またゼレンシキー氏は、ローマ教皇に、現在ロシアに占領されているザポリッジャ州メリトポリ出身の画家オレクシー・レヴィカ氏の絵画を贈呈した。同絵画は、現在の戦争を描いたシリーズ「レッドライン」の一部だという。
両者は会談時に、ロシアの侵略の停止と平和の回復に主な注意を向けたという。
ゼレンシキー氏は、ウクライナの「平和の公式」の実現の促進を促し、「戦争はウクラナ領で続いているのだから、和平計画はウクライナのものしかあり得ない」と強調した。
なお、13日、ゼレンシキー大統領は、イタリアとバチカンを訪問した。
写真:大統領府