最終的にロシアでは政権交代が生じるだろう＝クリミア・タタール人指導者
ジェミレフ氏がウクルインフォルムへのインタビュー時に発言した。
ジェミレフ氏は、「ロシアでは恐怖が蔓延しており、非ロシア系の人々はロシア人より大きな圧力にさらされている。そのため、現状では、ロシア連邦で何らかの動きについて話すのは困難だ。多くの人がその国をさらねばならなくなっている。ヴォルガ・タタール人はミュンヘンとロンドンにおり、チェチェン亡命政府はロンドンにある」と発言した。
同氏はまた、ロシアにおける今後の情勢展開は、人々がどれだけ自らの意見を表明できるようになるかに左右されるだろうとの見方を示した。
その際同氏は、「ソ連時代にも圧力があった。しかし、ペレストロイカの３年間で人民戦線が立ち上がり、民族運動が回復した。そして、ロシアでも、自らの見方を表明する自由が生じて、表明によって投獄されることがなくなったら、全てのことは非常に迅速に生じるだろう。私は、最終的には、ロシアで政権交代が生じると思っている」と発言した。
同時に同氏は、本件で懸念されるのは西側諸国の態度だと指摘した。同氏は、「西側は当時もソ連崩壊に反対していた。なぜなら、同国が核保有国であるということを気にして、核兵器が誰の手に渡るか、何らかのコントロールの利かないプロセスが始まるのではと考えていたからだ。現在も西側諸国には、大体同じような感情がある。しかし、ソ連崩壊後、類似の懸念されたようなことは実現しなかったのであり、私は、ロシア連邦の将来の崩壊の際もそれは実現しないと思っている」と指摘した。
これに先立ち、今年３月、ロシア検事総局は、ロシア連邦の各地域の自立と同国からの離脱を求める「ロシア後の自由な民族フォーラム（Free Nations of PostRussia Forum）」を「望ましくない団体」に指定していた。
「ロシア後の自由な民族フォーラム」は、公式ウェブサイトにて、同フォーラムの課題は「ロシアの再建と構造的変貌」だと主張している。フォーラム参加者は、「移行政権とプーチン後の独立国家政府の樹立に向けたアプローチ」を作成していると伝えている。
「ロシア後の自由な民族フォーラム」はこれまで６回開催されている。第５回は１月にブリュッセルで、第６回は４月に米国で開催されており、第７回は日本での開催が検討されているという。
Yesterday, on one of main Japanese TV channels was report about future of #PostRussianSpace
— Free Nations of PostRussia Forum (@freenationsrf) May 17, 2023
Japanese experts, in particular, discussed our platform's vision, thanks!✌️
our upcoming 7th Free Nations of #PostRussia Forum will be in July 2023 in Japan🔥https://t.co/V7YzT2cVqa
