中国特別代表、クレーバ宇外相とキーウで会談 和平イニシアティブにつき協議
ウクルインフォルム
李中国特別代表は17日、キーウ訪問時にウクライナのクレーバ外相と会談した。
ウクライナ外務省広報室が公表した。
発表には、今回の李特別代表の訪問はゼレンシキー宇大統領と習中国国家主席の電話会談時の合意に基づいて実施されたものだとある。同特別代表は、キーウ訪問時にクレーバ宇外相と会談した。
外務省の発表によれば、会談時、両者はウクライナ・中国二国間関係や国際機関内での喫緊の連携問題やロシアの侵略の停止手段につき協議した。
クレーバ外相は、中国側に対して、ウクライナの主権と領土一体性の尊重に基づいた持続可能かつ公正な平和の回復の原則について詳細に伝達した。クレーバ氏はまた、ウクライナは自国領土の喪失や紛争の凍結を想定した提案は一切受け入れないと強調した。
さらにクレーバ氏は、ゼレンシキー宇大統領の提案する和平イニシアティブ「平和の公式」や黒海穀物イニシアティブの実現、核安全やその他の重要な国際努力の保証への中国の参加の重要性を指摘した。
双方は別途、ウクライナ・中国間の二国間関係の発展の長期的展望につき協議を行い、二国間及び国際議題の重要問題に関する対話を強化することで合意した。
これに先立ち、4月26日、ゼレンシキー宇大統領は、習近平中国国家主席と電話会談を行っていた。習氏はその際、中国は特別代表を任命し、その人物がウクライナを訪れるとゼレンシキー氏に伝えていた。