ゼレンシキー宇大統領、独仏首脳と欧州理事会議長と広島で会談
大統領府広報室が公表した。
マクロン仏大統領との会談についての発表によれば、ゼレンシキー大統領は、フランスによるウクライナへの軍事支援と人道支援に関する重要決定につき謝意を伝えた。
またゼレンシキー氏は、フランスによる戦闘機供与を目指す国の集まり「戦闘機連合」への支持とウクライナの航空機操縦士の訓練ミッションへのフランスの参加が重要だと指摘した。
さらに同氏は、ウクライナの和平イニシアティブ「平和の公式」実現と同プロセスへとできるだけ多くの国を参加させることの優先性を強調した。
同氏は、フランスに対して、前日のアラブ連盟首脳会議への参加が生産的であったことを報告した。
同氏はまた、マクロン氏に対して、5月13日の自身のフランス訪問時の合意が履行され始めていること、また防衛協力が継続されていることにつき謝意を伝えた。
ショルツ独首相との会談に関する発表によれば、両首脳は、ゼレンシキー氏の5月13日のドイツへの訪問の最初の結果を協議した。
ゼレンシキー氏は、ドイツがウクライナに供与している強力な防衛支援につき謝意を伝えた。
同氏はまた、ウクライナの「平和の公式」の項目の実現が重要だと指摘した。
その他、両首脳は、G7首脳会議への会合を前に立場を調整した。
ミシェル欧州理事会議長との会談に関する発表によれば、双方は、ウクライナの欧州連合(EU)加盟交渉開始のために履行が必要な、欧州委員会の勧告の実現状況を協議した。
また両者は、ウクライナの農産物がEUの複数の国によって輸出制限されている問題に注意を向け、6月5日以降も制限が続くことは看過できないと指摘した。
さらに両者は、ウクライナの「平和の公式」を実現する具体的手段と同イニシアティブの世界からの支援の結束について協議した。
両者は、G7首脳会議を前に立場を調整した。
なお、20日、ゼレンシキー宇大統領は、広島でのG7首脳会議への出席のために訪日を開始した。