ロシアは今後も長い年月モルドバにとっての脅威であり続ける=サンドゥ・モルドバ大統領

ロシアは今後も長い年月モルドバにとっての脅威であり続ける=サンドゥ・モルドバ大統領

ウクルインフォルム
モルドバ共和国のサンドゥ大統領は、ロシア連邦は今後も長い年月モルドバにとっての脅威であり続けると述べ、ロシアによりモルドバを転覆させる試みが続けられる可能性も排除されないと指摘した。

サンドゥ大統領が独DWへのインタビュー時に発言した

サンドゥ氏は、「現在の地政学的状況が示しているのは、ロシアが長い年月にわたって不安定下の大きな源泉であり続けていくこと、ロシアが私たちの民主主義に脅威をもたらすことである。そのため私たちは、私たちの民主主義は欧州連合(EU)の中の方がより安全になると思っている」と発言した。

同氏はまた、現在偽情報、特にロシアのプロパガンダがモルドバの民主主義に大きなダメージを与えていると指摘した。その際同氏は、「私たちはその問題を解決せねばならないし、より一貫した行動をとらねばならない。私たちは、それが容易でないことは知っている。強力な機構を持つ国にとってすらそれは容易ではないのに、モルドバはまだ自らの機構を構築しているところなのだ。しかし、私たちはより良い経験から学んでいく」と発言した。

さらに同氏は、ロシアがモルドバ国家の転覆を試み続ける可能性は排除されないと指摘した。同氏は、「私たちは、私たちの機構がロシアによるシナリオ(編集注:国家転覆)の実現を妨害することができたことの証拠を有している。しかし、それはその試みがもう行われないことは意味しない」と発言した。

その他同氏は、ロシアの侵略に抵抗するウクライナを支持し続けることが重要だと強調した。その際同氏は、「ウクライナは助けなければならない。自国領奪還のためにあらゆる支援を供与せねばならない。そうでなければ、私たちは、国境が尊重されない世界に陥ってしまうリスクを抱えることになる。それは、誰かが暮らしたがるような世界ではない…。ウクライナにて毎日無辜(むこ)の民が殺されているという事実、それは皆を恐れさせている。だからこそ、私たちはウクライナを助けねばならず、類似のことが二度と生じないように確信せねばならないのだ」と発言した。

同氏は、プーチン露大統領の最終的目標は「帝国の拡大」にあるとし、プーチンはソ連を取り戻す、あるいは「それ以上のこと」を求めていると発言した。そして同氏は、「すでに十分大きな自国(領土)の拡大のためであることは明白だ」と強調した。


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