ゼレンシキー宇大統領、ラマポーザ南ア大統領と電話会談 平和サミットへの準備を協議
ウクライナ大統領府広報室が伝えた。
発表には、「ゼレンシキー大統領はラマポーザ南アフリカ共和国大統領と電話会談を行った。ゼレンシキー大統領は、ラマポーザ大統領に対して、今年6月のアフリカ諸国代表団でのブチャとキーウの訪問と、ロシアにより違法に追放されたウクライナの子供達の帰還の努力につき謝意を伝えた」と書かれている。
また発表によれば、両首脳は、コペンハーゲンで開催された諸国首脳の国家安全保障・政治問題担当補佐官級の会談の結果を高く評価した。ゼレンシキー氏は、同会合に南ア代表者が参加したことにつき謝意を伝え、現在準備の進められている、時期会合へも南ア代表者を招待した。
両首脳は、「グローバル平和サミット」(編集注:ウクライナが提案する「平和の公式」の実現に向けた首脳会議)の準備とアフリカ諸国からのウクライナへのサポートを団結させる上で必要な外交的方策について協議を行った。
さらに両首脳は、黒海穀物回廊の効力延長の重要性について指摘した。ゼレンシキー大統領はまた、ラマポーザ大統領に対して、ウクライナによる人道イニシアティブ「ウクライナからの小麦」への参加に招待した。
これに先立ち、6月16日、アスマニ・コモロ連合大統領、ラマポーザ南アフリカ共和国大統領、サル・セネガル共和国大統領、ヒチレマ・ザンビア共和国大統領、マドブーリー・エジプト首相、並びに、コンゴ共和国大統領特別代表とウガンダ共和国大統領特別代表がキーウ州とキーウ市を訪れた。その際、アフリカ代表団は、ブチャにてロシア軍に惨殺された市民の追悼を行っていた。
また、南アフリカ共和国のラマポーザ大統領は、キーウ訪問時に、アフリカ7か国によるロシア・ウクライナ戦争に関する10項目の和平計画を発表していた。
また、6月24日、コペンハーゲンにて、G7、ウクライナ、デンマーク、トルコ、南アフリカ、インド、ブラジル、サウジアラビアの国家安全保障・政治問題首脳補佐官が平和の重要原則に関する会談を行っていた。
写真:大統領府