あらゆる潜在的侵略国が平和を壊した場合に何が待ち受けるのかを知っておかねばならない=ゼレンシキー宇大統領

あらゆる潜在的侵略国が平和を壊した場合に何が待ち受けるのかを知っておかねばならない=ゼレンシキー宇大統領

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ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は2日、ハーグにおける国際会議にて、オンラインで演説を行い、あらゆる潜在的侵略国が、平和を壊した場合に何が待ち受けるのかを知っておかねばならないと発言した。

ゼレンシキー大統領がハーグで開催されている国際会議「ウクライナのための正義の回復」の参加者に向けた動画メッセージの際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ゼレンシキー氏は、「正義とは、安全な平和へのあゆみが始まり得る『線』である。武器は物理的な防衛を与えるが、しかし、司法こそが武器の力で守られた命に安全の感覚を取り戻すのだ。司法はまた、あらゆる国際関係へと予想可能性の感覚を取り戻す。あらゆる潜在的侵略国は、平和を壊した場合に何が待ち受けるのかを知っておかねばならない。司法こそが、それを保障し得るのだ」と強調した。

また同氏は、2日前にキーウ州ブチャを訪れたとし、ブチャは「世界全体にとってロシアの悪の象徴となった」と指摘した。そして同氏は、今もまだ同市でロシア兵に殺された民間人が全員特定できているわけではないとし、それは、ロシアの占領から解放された多くの他のウクライナの自治体においても同様だと伝えた。

その際同氏は、「様々な町や村が復興しておりいるが、いずれのところにも特別な感覚、今後もまだ多くの作業がある、という同じ感覚が抱かれている。正義を確立するための作業だ。悪が物理的に、現実の中で、戦場で、最終的に敗北するよう、そして、人々が心の中でそれを確信できるようにするための作業。プーチンの後にロシアの政権に入る一人一人が、クレムリンの壁より正義の方が強いということを知っておくようにするためだ。私たちの共同作業がそれを確実に実現する」と強調した。

その他同氏は、プーチン露大統領の逮捕状を発付し、完全な正義の回復のために作業をしている国際刑事裁判所(ICC)の活動は、「世界中にとって重要だ」と指摘した。また同氏は、この戦争で生じた損害の補償のための具体的な体系的手段の創出作業も重要だと述べた。そして同氏は、「多くの国、リーダーとともに、私たちは、ロシアの資産とそこから生じる収入の接収のために共同作業を行っている。全ては、プーチンがこの戦争によって殲滅しようとした人々のために機能せねばならない」と発言した。

また同氏は、同日の会議の出席者に対して「私たちの共同の線、正義の線から逸脱しないよう」呼びかけた。

加えて同氏は、「速度も落とさないようにお願いする。私たちは、司法が強くなるよう、司法が私たちの共通の、侵略とテロからの安全に真の力を与えるよう、あらゆる可能なことを行わねばならない。真の平和ができるだけ早く回復しますように! 平和を破壊する者一人一人が、ハーグの裁判を真に恐れますように!」と強調した。


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