ウクライナはEUの完全な加盟国になる=ウクライナ政権幹部メッセージ
大統領府広報室が動画をユーチューブ・チャンネルに掲載した。
ゼレンシキー大統領は、「全面戦争の5日目に私たちが一緒にEU加盟申請書に署名した時、多くの人は、それは夢以上の何ものでもないと述べていた。しかし、私たちはこの夢を叶えている。私たちは、それを打ち破り、説得し、存在した疑念を1つ1つ取り払った。(2022年)6月22日、ウクライナの加盟候補国地位が承認された。12月23日、欧州首脳たちがウクライナとの交渉に関する政治的決定を支持した。今日、交渉が始まる」と発言した。
同氏はまた、今日までウクライナは加盟候補国地位を獲得した国ではあったが、その地位が実現されるのかどうかについて完全な確信がなかったと述べつつ、今日からは、ウクライナはEUの完全な加盟国に必ずなるとの確信があると強調した。
シュミハリ首相は、政府間会議は、ウクライナと全てのEU加盟国の代表者との間の作業であり、実質的には将来の加盟協定の一部の作業だと指摘した。そして同氏は、「確定された交渉枠組みによれば、私たちは、私たちの関係の全ての章を通過し、1つ1つにつき合意に至らねばならない。それを必ず達成する。他の全ての、私たちの、ウクライナの目的と同様に」と発言した。
ステファンチューク議長は、EUに加盟した全ての国が同様の交渉フォーマットを乗り越えたのだと指摘した。
そして同氏は、「ウクライナはそれを他の国より速く実行することを試みるが、しかし、私たちの国と欧州全体の共通の利益のためでなければならない。私たちは、ウクライナがもう決して欧州の家から切り離されることのないように、あらゆる必要な法律を採択してきたし、採択しているし、採択していく。ウクライナと一緒にいる全ての人、私たちの人々を信じてくれている人、ウクライナと一緒に働いている人、そうすることで欧州全体に安定し侵略から守られる未来を確保している全ての人たちに感謝する」と発言した。
When we signed the application for EU membership on the fifth day of the full-scale war, many said it was nothing but a dream. But we made this dream a reality. We achieved this, persuaded, and dispelled every doubt. In June 2022, Ukraine's candidate status was approved despite… pic.twitter.com/MnZa1Duynp
— Volodymyr Zelenskyy / Володимир Зеленський (@ZelenskyyUa) June 25, 2024
なお、25日、ルクセンブルクでの第1回政府間会議にて、ウクライナのEU加盟交渉が開始した。