「来年強くなって外交に移行するべく、あらゆることを行う」=ゼレンシキー宇大統領、ブリュッセルでスピーチ

「来年強くなって外交に移行するべく、あらゆることを行う」=ゼレンシキー宇大統領、ブリュッセルでスピーチ

ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は17日、国際パートナーたちは、ウクライナがロシアの侵略に耐え抜けるように重要な支援を提供してくれており、ウクライナは、来年外交で戦争を公正に終了させられるだけ十分に強くなれるように、あらゆる努力をしていくと発言した。

ゼレンシキー大統領が17日から18日にかけての夜間、北大西洋条約機構(NATO)事務総長や欧州主要政治家との会談後の記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ゼレンシキー氏は、「ウクライナがあれやこれやの外交的ステップを行えるほど十分に強いと述べるためのことが全て行われたわけではない。私たちは、来年強くなって、外交に移行できるように、あらゆることを行っていく。私は、プーチンが戦争の終結を欲しているとは思わないので、把握していく。いずれにせよ。私たちは、この戦争を私たちにとって、ウクライナにとって公正な形で終わらせられるようにあらゆることを行っている」と発言した。

同氏はまた、そのような強力な立場に至る道筋が、ウクライナが欧米パートナーに提示した「勝利計画」に記されていることを喚起した。その際同氏は、同文書には、ウクライナを強化する要素が、旅団や予備兵力の数、理想的な前線維持のための武装から、ロシアの特定武器の製造を止める対露制裁強化まで、詳細に書かれていると指摘した。

そして同氏は、「さらには安全の保証だ。私たちは、ウクライナにとって最も強力な保証がNATOであることを理解している。だからこそ提案があり、(編集注:NATOへの)ウクライナ招待に関する私たちのビジョンがあるのだ。どうしてNATOはだめなのか、なぜなら、私たちが戦時下にあるからだ。しかし、招待は重要な一歩だ…。私たちはその権利のために闘っている。そのような決定1つ1つが私たちの国の歴史の非常に困難な部分だ」と発言した。

加えて同氏は、ウクライナの強力な立場は強力な軍と経済の支援を通じて形成されるとし、「経済に関して。戦争中は私たちには深刻な不足がある。私たちは、予算における赤字は400〜420億ドルだと理解している。今日、私たちはそれについてフォンデアライエン欧州委員長と協議した。そして、私たちは、それを来年埋める。それは大きな仕事であり、私はパートナーたちの支援に感謝している」と発言した。

その他同氏は、G7の国々が500億ドルの融資をウクライナに拠出するための重要な措置をとったことを喚起し、米国が200億ドルの融資拠出の決定を採択してから、ウクライナはその資金を世界銀行から受け取っていると伝えた。

そして同氏は、「私たちは、財政的には来年度が保障されている。それもまたウクライナを強めている」と発言した。

さらに同氏は、パートナーたちはウクライナに対して重要な軍事支援を提供し続けているとし、同日メローニ伊首相との会談時にメローニ氏が次の対ウクライナ軍事支援を発表したと報告した。

同時に同氏は、「しかし、それら全てでも、プーチンの再来がないことを保証するには足りないのだ。そのため、最前の保証は、強力な軍、大きな軍、欧州最大の軍である。いかなる場合であっても、たとえNATOへの道筋であっても、私たちに自国軍の力を制限する権利はない。軍は強くなければいけない。私たちはNATOに加盟していない間、あなた方はリスクを負っている。何よりも、あなた方の安全保障と防衛の戦力、人々がリスクを負っているのだ。私たちの民も。よって、強い同盟、強い軍、強い経済(編集注:が必要だ)」とまとめた。

なお、ゼレンシキー大統領は同日ブリュッセルの訪問を開始し、マクロン仏大統領、ルッテNATO事務総長などと会談を行った。


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