ウクライナの選挙は戦争の戦闘局面が終わったら実施可能=ゼレンシキー宇大統領
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は、選挙実施の主要な条件はウクライナにおける戒厳令が解除されることだと説明した。
ゼレンシキー大統領がテレビ番組「統一ニュース」へのインタビュー時に発言した。
ゼレンシキー氏は、「2025年、もしウクライナにとって強力な立場で戦争の動的な局面の終結を得ることができたら、もし私たちがそれを実現して、私たちのところに強力な軍、強力な武器パッケージ、安全の保証があれば、その後はウクライナで戒厳令を解除することについて考えることができるようになる。戒厳令がなくなれば、その後は議会に従う。議会が選挙の日付を定める。戒厳令が終結した後は、選挙に関して何年も待つ必要はない」と発言した。
その際同氏は、国内法により、戒厳令下で選挙は実施することができないことを喚起した。
同時に同氏は、ロシアはウクライナの選挙のテーマを悪用しており、特に「ウクライナ大統領の非正統性」という話を広めていると指摘した。
記者から、ロシアが「まず選挙、それから協議だ」と最後通牒を出してくる可能性について質問されると、ゼレンシキー氏は、「プーチンは協議を望んでいない」と発言した。
その際同氏は、「彼(編集注:プーチン)は、彼が今提案している降伏を受け入れる準備のある人物のための理由を見つけようとするだろう。(編集注:プーチンが提案している降伏案とは)私たちの領土の喪失を法的に確定し、(ウクライナ)軍を4〜5万人に減らし、議会で中立性を採択する。NATO(加盟)も何もなくなる…。私は、それは、再び戻る(編集注:再び侵略する)機会を得るためだけのものだと思っている」と発言した。
写真:大統領府