ゼレンシキー宇大統領、トランプ米次期大統領との就任式後の会談に期待
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は、トランプ米次期大統領が1月20日の同氏の就任式後早期にゼレンシキー氏と会談するだろうと述べたことを明かした。
ゼレンシキー大統領がテレビ番組「統一ニュース」へのインタビュー時に発言した。
ゼレンシキー氏は、「トランプ氏は私に電話で話した時に、『私は最初の訪問の1つとして、正にあなたを期待している』と述べていた。彼は、『私にとっての優先課題は戦争を終結させることであり、私はそれを行っていく。だから、私は、就任式後に私たちには会談が生じるだろうと思っている』と述べた」と明かした。
そしてゼレンシキー氏は、米大統領就任式後に戦争の戦闘局面を終わらせるための行動について両国の共同作業が始まることへの期待を示した。
その際同氏は、「1日で戦争は終わらない。動的局面(編集注:激しい戦闘の生じている局面)は、トランプ氏が自分の立場で強力であれば、確かに迅速に終わるかもしれない。そして私は、その立場が欧州の同僚たちと一致することを願っているし、一致すると思っている。なぜなら、今日、私たちは欧州からも支援を受けとっているからだ。昨年米国からの遅延した支援は、率直に言えば、それは(編集注:欧州の総支援額と)大体同じだ。そして、私たちにとって、それは重要な支援だ。EUと欧州諸国、特に英国が、私たちの恒常的なパートナーだ」と発言した。
さらに同氏は、トランプ氏の選挙運動や日々のメッセージから明らかなように、トランプ氏の優先課題は米国の国内問題となるだろうとしつつ、同時に国際問題では力点は中東とウクライナに置かれるだろうと指摘した。