
ゼレンシキー宇大統領、トランプ氏とプーチン氏の会談は戦争を終わらせないだろうと発言
ゼレンシキー大統領がロイター通信へのインタビュー時に発言した。
ゼレンシキー氏は、トランプ氏がプーチン氏と会う前に自身がトランプ氏と会うことが「非常に重要」だとし、「そうでなければ、それは『ウクライナ抜きでのウクライナについての対話』になってしまう」と指摘した。
その際同氏は、「私は、第一に、それはウクライナに関して公正ではないと思っている。第二に、(編集注:トランプ・プーチン会談は)戦争終結に関する真の展望をもたらさないだろう。この戦争の動的局面の終結についてすら(編集注:展望が生じないだろう)。パートナーたちはまず自らの問題を協議して、それから敵と対話することが重要だ。思うに、私たちはそのような文脈で行動すべきである」と発言した。
同時に同氏は、米国、欧州、ウクライナには、トランプ大統領が全てのことをプーチンと合意して、ウクライナには後で報告するだけだと述べる意見があると指摘した。
その上で同氏は、「そうはならない。私はその点は確信している。ウクライナは交渉へ行くのであって、ロシアからの最後通牒へ向かうのではないことを理解するべきだ」と発言した。
そして同氏は、ロシアからの最後通牒は、ウクライナだけへの要求ではなく、自由世界全体に対する要求となるとし、「それは看過してはならない」と強調した。
その他同氏は、自身のチームとトランプ米大統領チームの間のやり取りは毎日行われると述べ、「私のチームはケロッグ氏ともウォルツ氏とも毎日作業をしている。昨日も今日もやり取りがあった。何らかの一般的なことについて話し合っているところで、具体的なことはもう少し後になる」と伝えた。
これに先立ち、7日、トランプ米大統領が来週「もしかしたら」ゼレンシキー宇大統領との会談を実施する、また露宇戦争についてロシアのプーチン氏と話すことも予定していると発言していた。