
ヴァンス米副大統領、ゼレンシキー宇大統領と会談 「私たちは強固で永続的な平和を達成したい」
ヴァンス副大統領がミュンヘン安全保障会議の会場内でのゼレンシキー大統領率いるウクライナ代表団との会談後に記者団に対して発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
ヴァンス氏は、「私たちは、複数の実りある対話を行い、私たちがフォローアップし、取り組むべきだったことが多くあった。主な目的は、トランプ大統領が概説したように、戦争を終わらせることにある。私たちは、殺戮を止めたいが、私たちは、数年後には東欧で紛争をもたらすような平和ではなく、強固で永続的な平和の達成を望んでいる」と発言した。

また同氏は、双方は、どのように平和を一緒に達成するかにつき多くの良い対話があったとし、「今後数日、数週間、数か月」の間にさらに多くの対話が行われるだろうと付け加えた。

ゼレンシキー宇大統領は、良い対話ができたと認めた上で、「私たちはより多く話し、より多く作業し、プーチンをどのように止めて、どのように戦争を終わらせるかの計画を準備しなければならない」と指摘した。
さらにゼレンシキー氏は、ウクライナは平和を強く望んでいるが、しかし真の安全の保証が必要であり、会談を重ね、その問題に取り組み続けると強調した。
ウクライナ大統領府広報室もまた、今回の会談につき公表した。

発表によれば、同会談にて、米国側はヴァンス副大統領の他、ルビオ国務長官とケロッグ・ウクライナ・ロシア担当大統領特別代表が出席していたという。
両代表団は、両国経済パートナーシップに関する文書の準備作業を継続することで合意した。
双方は、複数の重要問題について協議した。また、ウクライナは、ケロッグ特別代表が会談と情勢のより深い分析と理解を行うためにウクライナを訪問することを期待していると書かれている。

ゼレンシキー大統領は、ウクライナは現実的で保証された平和に向けて最大限の速度で進む準備があると強調した。また、ウクライナは、トランプ米大統領の覚悟が戦争を止め、ウクライナにとっての正義と安全の保証を確保するのに役に立つかもしれないことを評価していると伝えた。
さらにゼレンシキー氏は、ヴァンス氏とチーム全体に対して生産的な会談につき謝意を伝えた。
同氏はその際、「私たちの最初の会談だ。最後ではない、私は確信している。そして、私たちは本当に、より多く話し、より多く作業し、プーチンをどのように止めて、どのように戦争を終わらせるかの計画を準備しなければならない。私たちは平和を強く欲しているが、しかし私たちには真の安全の保証が必要だ。そして、私たちは会談と作業を継続する」と総括した。
なお、独ミュンヘンでは、2月14日から16日にかけて、ミュンヘン安全保障会議が開催されている。