
「強力な安全の保証が停戦の基本になるべき」=ウクライナ大統領府、ロンドン首脳会合の結果を報告
ウクルインフォルム
2日のロンドンで開催されたウクライナ情勢を扱う首脳会合にて、ウクライナを含む欧州やカナダは、強力な安全の保証が潜在的な停戦の基本となるべきだと総括した。
ウクライナ大統領府広報室が会合の結果を伝えた。
ロンドン首脳会合に集まったのは、以下の18人の首脳・国際機関のトップ:ゼレンシキー宇大統領、スターマー英首相、マクロン仏大統領、ショルツ独首相、メローニ伊首相、トルドー加首相、フレデリクセン・デンマーク首相、サンチェス西首相、スホーフ蘭首相、ストーレ・ノルウェー首相、トゥスク・ポーランド首相、フィアラ・チェコ首相、クリステション。スウェーデン首相、フォンデアライエン欧州委員会委員長、コスタ欧州理事会議長、ルッテNATO事務総長、ボロヤン・ルーマニア大統領代行、フィダン・トルコ外相。
発表によれば、参加者たちは、ウクライナ国内武器生産への投資を含む同国防衛産業への財政支援や欧州防衛産業への資金投入拡大について話し合った。
ロシア資産凍結を含む対露制裁は、持続可能な平和が実現されない限り、継続されるという。
さらに、強力な安全の保証が必ず潜在的停戦の基盤になるべきだとする明確な立場があると報告されている。とりわけ、NATOのメカニズムを安全の保証の1つとして利用する可能性とウクライナ軍の強化が検討されているという。
その他、停戦開始は被拘束者の交換と児童の帰還から始まるべきとも書かれており、それはロシアの平和に関する真の意図を示すステップだと指摘されている。
加えて参加者たちは、十分な支援と停戦に向けた共通作業の確保、ならびに大西洋間団結にとっての米国の役割の重要性も協議したという。
また、フランスと英国の提案をもとにした具体的な計画の策定が続けられると報告されている。
次回の会合は、近々開催され、その際は欧州の新しい強化防衛計画が提示されるとのこと。