
ウクライナ支援の再開はサウジ協議の結果にかかっている=ルビオ米国務長官
ウクルインフォルム
米国のルビオ国務長官は10日、今後の対ウクライナ支援はサウジアラビア・ジッダでのウクライナ代表団との協議の結果に左右されていくと発言した。
ルビオ国務長官がサウジアラビアに到着する前に政府専用機の機内で記者団に対して発言した。BBCが報じた。
記者から、ウクライナは米国の支援を今後も受け取れるかと質問されると、ルビオ氏は、「私は、支援一時停止の考えは、大まかには解決できると私が期待しているものだ。明日起きることがそのための鍵になるのは明らかだ」と発言した。
鉱物資源合意に関しては、同氏は、トランプ米大統領はそれの締結を望んでいると強調した。同時に同氏は、「それは必ずしも明日生じなければならないものではない」とも補足した。
その他同氏は、米国代表団は情報を受け取り、ウクライナに譲歩するつもりがあるのかについて「一般的な理解」を得ることを期待していると述べた。
同氏はその際、「双方が譲歩しなければ、停戦とこの戦争の終結は得られない」と強調し、米国はロシアの立場がどのようなものかも知ることになるだろうと補足した。
そして同氏は、「それが私たちに、私たちがどれほど離れているかについてかなり良い評価を与えるだろう」と指摘した。
なお、3月11日、ウクライナと米国の政権チームがサウジアラビア・ジッダで協議を行う。
ウクライナ政権チームは、イェルマーク大統領府長官、パリサ同副長官、シビハ外相、ウメロウ国防相からなる。米国政権チームは、ルビオ国務長官、ウォルツ国家安全保障担当大統領補佐官、ウィトコフ中東担当特使からなる。
写真:米国務省