ピストリウス独国防相、米露首脳会談につき「ゼロサムゲームだった」

ピストリウス独国防相、米露首脳会談につき「ゼロサムゲームだった」

ウクルインフォルム
ドイツのピストリウス国防相は19日、前日のトランプ米大統領とロシアのプーチン氏の電話会談につき、その結果はゼロだったとして落胆を示した上で、ロシアが提示した要求は受け入れられないと発言した。

ピストリウス国防相がモルゲンマガジン出演時に発言した

ピストリウス氏は、米露首脳会談につき「それはゼロサムゲームだった」と形容した。

そして同氏は、プーチン氏はインフラを攻撃しないと約束したが、他方でロシアの民間インフラへの攻撃は、電話会談後の夜間の間すらも収まっていなかったと指摘した。

同氏はまた、プーチン氏は「何らかのゲーム」をしており、トランプ米国大統領も長い間傍観はできず、米国の評判のために対応せざるを得なくなる時が来るだろうと発言した。

さらに同氏は、プーチンの完全停戦実施のための要求(武器供与の禁止、ウクライナとの情報共有の停止)について、受け入れられないものだと指摘した。

その際同氏は、それはプーチンのアプローチを示すものだとし、プーチンは最初からウクライナの弱体化と同国の自衛能力の低下に賭けてきたと指摘しつつ、同時にプーチンは停戦を利用して武装を続け、もしかしたら、ウクライナとの国境や占領地に追加の戦力を集結させることも望んでいるかもしれないと発言した。その際同氏は、そのような状況が、停戦中や停戦後の再侵攻に繋がることは明らかだろうと指摘した。

同氏はその上で、「それは受け入れられない。停戦は和平合意ではない。和平合意は、平和を維持するためのものであり、私たちはそれにはまだ程遠いのだ。現在、停戦について話しているが、一方が条件を受け入れることができない。双方が停戦しなければならないが、その場合、双方が停戦違反へ向けて準備する機会を有さねばならない」と発言した。

その他同氏は、平和がもし実現した場合は、それは欧州の地で欧州の人々の参加を得て確保されねばならないと強調した。

同時に同氏は、停戦の維持は、平和維持軍ではなく、情報機関、特殊部隊、監視団が行うべきだと指摘した。また同氏は、現時点では欧州の平和維持軍について話すのは正しくないとし、なぜなら、それは手元のカードをテーブルに置いてみせてしまうようなことだからだと発言した。


Let’s get started read our news at facebook messenger > > > Click here for subscribe

トピック

ウクルインフォルム

インターネット上の全ての掲載物の引用・使用に際しては、検索システムに対してオープンであり、ukrinform.jpの第一段落より上部へのハイパーリンクが義務付けてられています。また、外国報道機関の記事の翻訳を引用する場合は、ukrinform.jp及びその外国報道機関のウェブサイトにハイパーリンクを貼り付ける場合のみ可能です。「宣伝」のマークあるいは免責事項のある記事については、該当記事は1996年7月3日付第270/96-BPウクライナ法「宣伝」法第9条3項及び2023年3月31日付第2849ー9ウクライナ法「メディア」の該当部分に従った上で、合意/会計を根拠に掲載されています。

© 2015-2025 Ukrinform. All rights reserved.

Website design Studio Laconica

詳細検索詳細検索を隠す
期間別:
-