
「米国がウクライナに背中を向けるのは非常に危険」=ゼレンシキー宇大統領
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は19日、ウクライナにとっては米国が戦略的パートナー国でなくなることは非常に危険だと発言した。同時に同氏は、現在ウクライナと米国は共通の戦略的ビジョンを有しているとも指摘した。
ゼレンシキー大統領がフィンランド訪問時のストゥブ同国大統領との共同記者会見の際に、記者からの、米国がウクライナに背中を向けたとは感じないか、トランプ米大統領がプーチン氏にウクライナにとって受け入れられる停戦条件に同意させると本当に信じているかとの質問に答える形で発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
ゼレンシキー氏は、「ウクライナにとって、米国が私たちの戦略的パートナー国でなくなること、ないしは、背中を向けることは非常に危険である。私たちには、その危険のシグナルがあった。私は(編集注:トランプ米)大統領とチームに対して、全てを再開させたことにつき感謝している。それは、私たちにはウクライナ人にとっての未来についての共通の戦略的ビジョンがあるということを物語っている。私は、それが変わらないことを強く信じている」と発言した。
同氏はまた、3月19日にトランプ米大統領と電話会談を行うとした上で、「今日は電話だ。他の全ては電話の後だ」と発言した。
さらに同氏は、ウクライナ側は完全停戦に関心があるとし、「無条件停戦移管しては、私たちは確かに戦争の終結を望んでいる。私たちは、ロシア人が戦争を終わらせたくないことを理解している。私たちは、皆が最終的に、プーチンが一体何者なのかを目にすることを望んでいる」と発言した。