保安庁、活動家に殺人罪容疑を伝達
ウクルインフォルム
11日、保安庁(SBU)は、活動家として知られるセルヒー・ステルネンコ氏に意図的殺人罪等の容疑を伝達した。
ウクルインフォルムの記者が伝えた。
本件は、2018年5月、ステルネンコ氏に対して2名の人物が襲撃した際、ステルネンコ氏がナイフにて反撃をし、襲撃者の1名を殺害したことに対する容疑。
ステルネンコ氏は、SBU捜査総局へ出頭した際、SBU建物前にて記者団に対して、「政権は私たちから自己防衛の権利を剥奪しようとしている」と述べて建物に入っていった。
SBU建物周りには、約100名の支援者・活動家や記者が集まっていた。
その後、ステルネンコ氏は、「意図的殺人罪」と「刃物の違法携行罪」の容疑が伝達されたとフェイスブック・アカウントにて伝えた。
同氏はまた、「殺人をしたのではない。必要な防衛をしたのであり、それは捜査官が、以前に襲撃者に容疑を伝える際に認めていたことだ」と書き込んだ。
同氏は、ナイフに関して、これまでの調査にて「刃物」の定義に当たらないものだと判明していると伝えた。
これに先立ち、2018年5月24日、ステルネンコ氏とそのパートナーに対して、2名の人物が襲撃を行い、ステルネンコ氏がナイフで反撃をした際、襲撃者の内1名の腹部を切りつけ、死に至らしめていた。ステルネンコ氏ともう一人の襲撃者もその際に負傷している。警察は、もう一人の襲撃者を拘束したが、この人物に「証人」のステータスを付与した上で解放。後に、この人物には国からの警備が提供されている。