米国はウクライナへの強力な防空システム供与を模索=米WP紙

MiG-29をウクライナ軍に供与するという提案が実現しなかった後、米国は、欧州との間で、強力な防空システムをウクライナに供与するための作業を行っている。

米ワシントン・ポスト紙が米政権内関係者の発言をもとに報じた

報道によれば、バイデン政権は、ロシアとの紛争中のウクライナのための供与兵器拡大の要求圧力を感じており、より高度な防空システムやその他の兵器の戦闘地域への配送を加速すべく、欧州の同盟国とともに作業をしているという。

特に、来週予定されているオースティン米国防相の欧州訪問の準備の際に、本件に関して事前協議が行われているとある。なお、オースティン氏は、NATO同盟国との会合のためにブリュッセルを訪れ、その他、ポーランドとルーマニアとともに、ウクライナへの軍事支援供与の準備があることを表明しているスロバキアへも訪れる予定となっている。

スロバキアは、長距離地対空ミサイルシステムS-300を所有している。