「ロシアの最終目的はウクライナ領土の一部ではなく、ウクライナの完全支配」=ウクライナ国防省

ウクライナのマリャール国防次官は、ロシア連邦はウクライナの一部の領土の制圧には関心がなく、ウクライナの完全支配に関心があると発言した。

マリャール国防次官がテレビ番組出演時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

マリャール氏は、「私たちは、2月24日に戦闘局面が始まった時から、ロシア連邦の最終目的は、ウクライナの完全支配であると話してきたのであり、一部の地域だとは話していない。それは全て、完全な支配への道である。私たちは、それを認識せねばならず、その脅威を適切に評価せねばならない」とし、ウクライナ地図上の一つ一つの地点の制圧がウクライナ全土の支配への道となっていることを理解すべきだと強調した。

同氏は、現在、ウクライナ軍とウクライナの人々は、かつてないほど強力であると間違いなく言うことができると述べ、誰も自らの領土を明け渡すために敵を招き入れることなどしないと発言し、「私たちは忍耐と力を集め、人々が軍の強力な支えとならねばならない。私たちは今、皆でともに行動し、確実に勝利する」と指摘した。

なお、ウクライナでは、2月24日から、ロシア軍による侵略が続いている。