ベーアボック独外相、キーウ州ブチャを訪問
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ベーアボック独外相は10日、ウクライナのキーウ(キエフ)州ブチャを訪問した。同外相はその後、キーウ市にてクレーバ宇外相と協議を行う。
Berliner Zeitungが報じた。
報道によれば、ベーアボック氏は「ロシアによる戦争犯罪」の意味を持つようになったブチャ市の住民と対話を行ったという。また、ウクライナのヴェネジクトヴァ検事総長が同行した。
ベーアボック氏は、その後、クレーバ外相と会談する予定だという。
なお、今回の同氏の訪問は、2月24日の全面的戦争が始まって以来、ドイツ閣僚の初の訪問となる。他方で、ベーアボック氏が外相に就任してからは、今回の同氏のウクライナ訪問は3回目となる。
ベーアボック氏は、自身のツイッター・アカウントにて、ブチャ訪問につき「私たちは、国際社会として証拠を集めていく。私は、ウクライナのイリーナ・ヴェネジクトヴァ検事総長に対して、戦争犯罪を明らかにする上でのドイツの完全なサポートを明言した。政治的、財政的、そして個人的にもだ」と書き込んだ。
また同氏は、ブチャは、考えられないような犯罪、拷問、強姦、殺人によって象徴となってしまったと指摘した。
同氏は、「その自由裁量はおぞましいものだ。私たちは、生き延びた人々の痛みを取り除くことはできない。しかし、私たちは、正義を確保するためにあらゆる可能なことを行うことはできる。罪を犯しても罰せられないなどと、誰も期待してはいけない」と発言した。
写真:ウクルインフォルム