ロシア占領下のベルジャンシクで爆発10回以上 詳細不明
ロシアが占領するウクライナ南部ザポリッジャ州の港湾都市ベルジャンシクにて、2日を通じて10回以上の爆発音が確認された。
ベルジャンシク市議会がテレグラム・チャンネルにて報告した。
発表には、「市内にて24時間で10回以上の爆発が響き、それは市内の様々な小地区で聞かれた」と書かれている。
市議会は、市内には統括された警報管理はなされていないため、市民に対して気をつけるよう呼びかけた。
市議会はまた、市内には通信が遮断されたままだとし、「マリウポリからの住民避難はベルジャンシクを経由していたのだが、その頃から占領政権はウクライナの携帯事業者のシグナルへのジャミングを行っていたのに、そのシグナルがないことの責任をウクライナ側に転換しようとしている。現在もまだ、大規模な敵部隊の市内あるいはベルジャンシク港海上の展開の際に携帯通信へのジャミングが行われている」と伝えた。
なお、ウクライナの携帯事業者は、通信遮断の原因は、機材への物理的障害と並行して行われている電子戦機器によるシグナル妨害だと指摘している。
また、ザポリッジャ州軍行政府は、爆発の事実は否定しないものの、「コメントが必要だとは思わない」とコメントしている。