ゼレンシキー宇大統領、第128旅団への露軍ミサイル攻撃を報告

ウクライナのゼレンシキー大統領は5日、ウクライナ軍第128山岳襲撃旅団がロシア軍のミサイル攻撃を受けたことにつき報告した。

ゼレンシキー大統領が同日夜の動画メッセージの際に発言した

ゼレンシキー氏は、「まずザポリッジャ州で起きた、第128山岳襲撃旅団の戦士たちへのロシアの攻撃について話す。亡くなった戦士たちの親族、近親者に哀悼を述べる! それは、回避できた悲劇だ。ウメロウ国防相は私に対して、生じた状況全てと具体的に誰がどのような指示を出したかを解明するために取られている方策につき報告した」と発言し、本件について刑事捜査が登録されたと伝えた。

そして同氏は、「大切なことは、起きたことの完全な真実を確立することであり、類似のことをこれ以上起こさないことだ。戦闘圏の軍人1人1人が、敵の攻撃と空中偵察の範囲におり、開かれた空の下ではどのように行動すべきか、どのような安全に気を配るかを知っている」と発言した。また、捜査が遺族と社会に対して、事件について正直な回答を提示せねばならないとも述べた。

これに先立ち、4日、国防省戦略広報(ストラトコム)がテレグラム・チャンネルにて、3日にザポリッジャ州で第128独立山岳強襲旅団の集まっていた地点にロシアのミサイル攻撃が行われたことを報告していた

発表には、「11月3日、ザポリッジャ方面にて、敵がザポリッジャ地区、ポロヒ地区、ヴァシリウカ地区の26の自治体に対して卑劣な攻撃を行った。とりわけ、ミサイル『イスカンデルM』にて第128独立山岳襲撃旅団の人員に対して攻撃が行われた」と書かれている。

この攻撃により、軍人の間に死者が発生した他、民間人も複数負傷したと書かれている。

ウメロウ宇国防相は、フェイスブック・アカウントに、本件につき報告し、「生じたことのあらゆる状況が解明される。国防相の監査局長に対して、この悲劇の完全な調査を行うよう指示する」と書き込んだ

また、5日、西部ザカルパッチャ州のミキータ州軍行政府長官は、フェイスブック・アカウントにて、同州は、第128独立山岳襲撃旅団のザポリッジャ州でのミサイル攻撃による戦死者を弔い、3日間の喪に服すと発表した。第128独立山岳強襲ザカルパッチャ旅団の拠点は、ザカルパッチャ州ムカチェヴォ。