キーウ方面は防空システム「パトリオット」で弾道ミサイルを迎撃=ウクライナ空軍司令官
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ウクライナ空軍のオレシチューク司令官は、11日朝のロシア軍によるキーウ方面への弾道ミサイルによる攻撃は、防空システム「パトリオット」によって撃墜したと発表した。
オレシチューク空軍司令官がテレグラム・チャンネルで伝えた。
オレシチューク氏は、11月11日、ロシア軍は弾道ミサイルでウクライナ首都を狙ったとし、「型が、弾道ミサイル『イスカンデルM』だったのか、地上発射型誘導ミサイル『S400』だったのかは、後ほど解明する」と伝えた。
同時に同氏は、ミサイルを撃墜した「パトリオット」操縦班に対して、「首都防衛の際の瞬時の対応」につき、また各地の防空戦力の11日未明の自爆型無人機撃墜につき謝意を伝えた。
その他、キーウ州警察は、フェイスブック・アカウントにて、ロシア軍の11日朝の攻撃の被害を報告した。
報告には、「本日11月11日、侵略軍はキーウ州を攻撃した。防空戦力は効果的に活動した」と書かれている。
州内の複数の建物に損傷が出ているが、負傷者は出ていないと報告された。
11日8時頃、ウクライナ首都キーウでは11日朝、ロシア軍のミサイル攻撃により複数の爆発音が鳴り響いた。クリチコ・キーウ市長は、暫定情報で弾道ミサイルの飛来に対して防空戦力が対応したものだとし、「現時点の情報によれば、防空戦力がキーウ付近、左岸で活動した。首都には、救助隊要請は、今のところ出ていない。医療従事者要請は複数あるも、犠牲者は見つかっていない」と報告していた。