ゼレンシキー宇大統領、戦争の「凍結」への反対を表明

ウクライナのゼレンシキー大統領は、同国はロシアとの戦争を「凍結」することはできないとし、なぜならそれは今の子供たちが将来戦わざるを得なくなることを意味するからだと説明した。

ゼレンシキー大統領がアフリカ11か国の記者へのインタビュー時に発言した。大統領府広報室が伝えた

ゼレンシキー氏は、「紛争の凍結は、それもまた戦争だ。それは、『眠る』火山のようなもので、しかし、必ず『目覚める』火山なのだ。時間の問題だ。そのため、私たちは、出口のない状況、一時的な弱さを自らに許すことはできない。(中略)凍結した紛争となれば、私たちは、自分の子供たち、あるいは孫たちが戦うことになると正直に言わなければならない。私たちは、すでに非常に多くの人を失った。私たちは、後で確実に戦うことになる子供たちを育てていると知りながら、生きていきたいだろうか? ロシアは然るべき場所に吸えない限り、またやってくる」と発言した。

同氏はまた、戦争は「やってきて、制圧し、人を殺した者が責任を問われる、と全世界に知らしめるべく、敬意を持って」終わらせなければならないと発言した。

その際同氏は、戦争は終わらせなければならないと述べつつ、同時に、戦争の公正な終結とは、「悪に攻め込まれたウクライナだけでなく、悪も苦しむような」形であるべきだと主張した。

さらに同氏は、ロシアに政治意志があれば、戦争は非常に迅速に終結させられるとし、そのためにはロシアがウクライナから撤退しなければならないと発言した。

写真:大統領府