ウクライナ軍は南部ヘルソン州のドニプロ川左岸で3〜8キロ前進=報道官

ウクライナ軍南部司令部「ピウデン」のフメニューク合同調整報道センター長は、軍は南部ヘルソン州のドニプロ川左岸にて、川から3〜8キロ地点までロシア軍を追いやっていると伝えた。

フメニューク氏がテレビ番組「統一ニュース」出演時に発言した。

フメニューク氏は、ウクライナの防衛戦力はヘルソン州左岸の奪還した地域の足場の強化を続けていると述べた。

その際同氏は、「暫定的に、数字は、左岸の地理と地形の特殊性によって、3〜8キロの差が出ている。すでに迫撃砲班は右岸を攻撃できておらず、ゆえに、それは私たちが確認できている一定の達成となっている」と発言した。

同氏はまた、ウクライナ軍人の仕事は多くあるとし、毎日報告にて4〜10台の火砲システムの破壊が伝えられているが、ロシア軍はそれでもヘルソン州右岸を火砲で砲撃し続けていると伝えた。

そして同氏は、それはロシア占領軍には予備を持ってくる余裕があり、火砲システムの数が危機的な水準に達していないことを意味すると指摘した。同氏は、ロシア軍は予備を寄せられなくなるほど打ちのめされているわけではないことを理解すべきであり、殲滅された場所には新たな敵戦力が再びやってきていると説明した。

同時に同氏は、左岸の敵の総兵力は数万だと評価しているとしつつ、具体的な数については明言せず、「そこの敵は多く、私たちの仕事も同様だ」と発言した。