露軍ミサイル攻撃でウクライナ南部ドニプロペトロウシク州で死傷者あり
ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍による8日のミサイル攻撃により、同国南部ドニプロペトロウシク州パウロフラード地区にて住民1名が死亡、4名が負傷した。
リサク・ドニプロペトロウシク州軍行政府長官がフェイスブック・アカウントで報告した。
発表には、「パウロフラード地区へのミサイル攻撃だ。残念ながら、1名が死亡した。暫定では、4名が負傷。現時点で、皆が病院へ搬送された。皆が手術を受けている。2名が重体だ」と伝えた。
キーウ州のクラウチェンコ州軍行政府長官は、フェイスブック・アカウントにて、同州では同日撃墜されたロシアのミサイルの破片の落下により、複数の自治体で民間の建物が損傷したと報告した。
クラウチェンコ氏は、同日朝敵が再びキーウ州を攻撃したとし、今回の攻撃はミサイルだったと書き込んだ。
また同氏は、同州で防空戦力が活発に活動したとし、「重要インフラ施設や住宅インフラ施設への着弾は確認されていない。最新情報では、犠牲者はいない」と伝えた。
同時に、撃墜されたミサイルの破片の落下により、8時45分時点で、複数自治体の民間の建物に損傷が出ているとの情報があるとし、窓が割れて、壁が部分的に損傷したと指摘した。
シュミハリ宇首相は、テレグラム・チャンネルにて、今回の攻撃で、ドニプロペトロウシク州で1名死亡、4名負傷、ハルキウ州で1名死亡、1名負傷が出ていると報告した。
ウクライナ空軍は、テレグラム・チャンネルにて、ロシア軍は8日6時頃から、サラトフ州方面の戦略爆撃機「Tu95MS」7機から巡航ミサイル「Kh101/Kh555」を19弾発射したと伝えた。
そして、その内の一部はドニプロペトロウシク州へ向かい、一部はドニプロからキーウ方面へと方向転換したという。
9時の時点で、19弾の巡航ミサイルの内14弾をドニプロペトロウシク州とキーウ州で撃墜したと報告されている。