ウクライナ防空戦力、露軍発射の自爆型無人機を30機撃墜
ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は15日から16日にかけての夜間、同国に対して自爆型無人機「シャヘド136/131」31機で再び攻撃を行った。
ウクライナ軍参謀本部がフェイスブック・アカウントで報告した。
発表には、「防空戦力・機材により、30機の攻撃型無人機が撃墜された」と書かれている。
ウクライナ軍統一部隊のナイェウ司令官は、北部作戦圏にて、16日未明に敵が無人機「シャヘド」でキーウ方面とチェルニヒウ州方面の軍事施設と民間施設を攻撃しようとしたと報告した。その際同氏は、同方面では、敵の無人機14機が全て撃墜されたとし、とりわけその内8機は大口径機関銃、携帯式対空ミサイルシステム、対空砲を装備した機動射撃班によって撃墜されたと伝えた。
ウクライナ空軍は、テレグラム・チャンネルにて、今回の攻撃は、ロシア領のプリモルスコ=アフタルスク、セシャ、クルスクの3つの方面から行われたもので、30機の撃墜は、ドニプロペトロウシク州、キーウ州、ヴィンニツャ州、チェルニヒウ州、スーミ州、ポルタヴァ州、チェルカーシ州、ヘルソン州、ザポリッジャ州、ミコライウ州、フメリニツィキー州で行われたと報告した。
クラウチェンコ・キーウ州軍行政府長官は、フェイスブック・アカウントで、同州内では、今回の攻撃により重要インフラ、民間インフラへの着弾や損傷は確認されていないと伝えた。