ロシア軍、ウクライナを自爆型無人機35機で攻撃 内34機が撃墜

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ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は、20日夜から21日未明にかけて、ウクライナに対して自爆型無人機「シャヘド」で3方面から攻撃を仕掛けた。

ウクライナ空軍がテレグラム・チャンネルで報告した

発表には、「2023年12月21日未明にかけて、ロシア占領軍は、被占領下クリミアのチャウダ、ロシア領のプリモルスコ=アフタルスクとクルスクという3方面から自爆型無人機『シャヘド』にて攻撃してきた」と書かれている。

発射が確認されたのは、「シャヘド136/131」35機で、20日20時から21日3時30分の間に複数回に分けて攻撃が行われたと書かれている。

ウクライナ防空戦力は、この内34機を撃墜したと報告されており、キーウ州、ドニプロペトロウシク州、ヴィンニツャ州、チェルカーシ州、ヘルソン州、ザポリッジャ州、ミコライウ州、フメリニツィキー州、スーミ州、ポルタヴァ州、チェルニヒウ州、キロヴォフラード州で迎撃が行われたと書かれている。

南部防衛戦力は、テレグラム・チャンネルにて、ミコライウ州で敵無人機「シャヘド」を撃墜した際に、破片により農業企業の倉庫が損傷し、火災が発生したと伝えた

発表には、「敵は新たな夜間の無人機攻撃を、一時的被占領下クリミアのアゾフ海東岸から自爆型無人機『シャヘド136/131』で私たちの担当圏に対して行った。戦闘活動は7時間以上続いた。無人機は、2回の波で飛来した」と書かれている。

また、南部では19機撃墜したとし、とりわけミコライウ州で13機撃墜したと報告されている。

同地では、着弾はなかったものの、撃墜された無人機の破片の落下により、ミコライウ地区の農業企業の倉庫が損傷したとし、救助隊が火災の鎮火を行っていると伝えられた。犠牲者は出ていないとのこと。