破損した露軍機Il22はアナパに到達したが修復は不可能=ウクライナ空軍報道官

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ウクライナ空軍のイフナト報道官は15日、当初撃墜されたと発表され、後に撃墜ではなく、破損であったことが判明した空中指揮機「Il22」が露クラスノダール地方アナパ近くの軍事飛行場に到着したことを伝えた。

イフナト報道官がフェイスブック・アカウントに破損したIl22の写真を投稿した上で書き込んだ

イフナト氏は、同機は「復活対象とはならない」と指摘した上で、「そのため、いずれにせよ、標的は破壊されたのであり、再生では助からない」と補足した。

同氏はまた、「同機は燃えたのであり、乗員の中には負傷者がいる」とし、死者が出ていることも期待すると伝えた。

同時に同氏は、「早期警戒管制機『A50』もあり、そちらが私たちにとっての優先的な標的だった。今日まで、その期待は空軍にとって不可能な仕事だとみなされていた。そうしたら、さらにIl22も入ってきたのだ。1日で一挙に標的2つだ」と強調した。

これに先立ち、空軍は、14日にロシア軍の早期警戒管制機「A50」と空中指揮機「Il22」を撃墜したと発表していた。