昨年12月のウクライナの民間人死傷者数は少なくとも592人=国連
国連人権監視団は15日、2023年12月、ウクライナでは少なくとも592人の民間人が戦争において死亡あるいは負傷したと発表した。
国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)が国連人権監視団の報告を伝えた。
発表には、「国連人権監視団は2023年12月ウクライナにおいて、少なくとも592人の民間人が殺害された、あるいは負傷させられたことを確認した」と書かれている。
この数は、前月に確認された民間人死傷者数と比べて、26.5%増加したという。また、いくつかの犠牲者は確認途中のものがあり、数字は発表したものより増える可能性があると書かれている。また、12月の民間人犠牲者数の増加により、2023年の民間人犠牲者現象の傾向を覆すものだと指摘されている。
また、発表には、12月の民間人死傷者の増加は、主に12月29、30日のロシア軍によるウクライナ全土に対する集中的なミサイル・徘徊型弾薬(自爆型無人機)によるものだと説明されている。この種の武器による攻撃は、11月の民間人犠牲者の16%に対して、12月は犠牲者の34%を占めたという。