ウクライナ防空戦力、露軍発射ミサイル41弾中21弾撃墜
ウクライナ空軍は、23日未明から朝にかけてのロシア軍の大規模ミサイル攻撃の際に、発射されたミサイル41弾中21弾を撃墜したと報告した。
空軍がテレグラム・チャンネルで伝えた。
発表には、夜間を通じて、敵は41弾のミサイルを発射したとあり、大半は弾道軌道で攻撃するものだったと書かれている。発射された41弾のミサイルの詳細は以下のとおり。
・地上発射型誘導ミサイル「S300/S400」4弾(露ベルゴロド州からハルキウ州へ向けて)
・巡航ミサイル「Kh101/Kh555/Kh55」15弾(露エンゲリスから6機の戦略爆撃機Tu95MSにより)
・ミサイル「Kh22」8弾(露ブリャンスク州とオルロフ州からハルキウ州とスーミ州へ向けて)
・弾道ミサイル「イスカンデルM」12弾(露ベルゴロド州とボロネジ州から)
・空中発射型誘導ミサイル「Kh59」2弾(露ベルゴロド州から2機のSu34により)
この内、ウクライナ空軍がその他の防空戦力と連携して撃墜したミサイルは以下の21弾。
・巡航ミサイル「Kh101/Kh555/Kh55」全15弾
・弾道ミサイル「イスカンデルM」5弾
・空中発射型誘導ミサイル「Kh59」1弾
さらに空軍は、「重要なことは、敵の弾道軌道で攻撃してきたミサイルの全てが標的に到達したわけではないことである」と補足している。
これに先立ち、23日未明から朝にかけて、ロシア軍がウクライナに対して大規模なミサイル攻撃を再び実施。現在までに少なくとも5名の死亡、少なくとも40名の負傷者が判明している。
写真:シニェフボウ・ハルキウ州軍行政府長官(テレグラム)