ロシアは40弾以上のミサイル、40機の自爆型無人機をウクライナに発射=ゼレンシキー宇大統領、追加防空システムの必要を訴える

ウクライナのゼレンシキー大統領は、11日未明のロシア軍によるミサイルと自爆型無人機による新たな大規模攻撃にコメントした。

ゼレンシキー大統領がソーシャルメディア「X」アカウントで報告した

ゼレンシキー氏は、「夜間、ロシアは40弾以上のミサイル、約40の自爆型無人機をウクライナに発射した。現在ロシアの攻撃後に復旧努力をしている人、昨夜守りについていた私たちの防空システムの戦士たち一人一人に感謝している。ミサイルと無人機の一部はうまく撃墜した。しかし、残念ながら、一部だけだ」と伝えた。

その際同氏は、ロシア軍はウクライナの重要インフラ施設を標的にしたとし、ハルキウ市とハルキウ州に対して再び非道なミサイル攻撃が行われ、他にもキーウ州、ザポリッジャ州、オデーサ州、リヴィウ州の施設も標的となったと報告した。

そして同氏は、「欧州の近隣諸国、その他の同志国は、ウクライナが防空システムをどれだけ必要としているかを見ている。今まさに、私たちのロシアのテロに打ち勝つ能力によって、世界は、全てのテロが犯罪として平等に扱われることを示すことができるのだ。しかし、もしロシアがこのようなことを続けることを許されてしまい、ロシアのミサイルと無人機『シャヘド』がウクライナだけでなく、同盟国の決意をも攻撃し続ければ、それは世界的な『テロ許可証』に相当してしまう。私たちは、防空システムとその他の防衛支援が必要だ。見て見ぬふり、長い議論ではない」と強調した。

同時に同氏は、ウクライナの命をかけた戦いを「本当に支えてくれている」世界の全ての人たちに感謝を伝えた。

さらに同氏は、「沈黙せず、私たちの支援し続け、ロシアのテロを非難し続けてくれているリーダーたち皆に感謝している」とも述べた。

これに先立ち、ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は、11日未明再び同国5州の電力インフラを狙ってミサイル・自爆型無人機による大規模な攻撃を行った

写真:大統領府