ロシア軍は5月9日までにチャシウ・ヤルを制圧しようとしている=ウクライナ防衛戦力

ウクライナのヴォロシン作戦戦略部隊集団「ホルティツャ」報道官は2日、ロシア軍は5月9日という東部チャシウ・ヤル制圧の期限を履行しようとしていると発言した。

ヴォロシン報道官がテレビ番組「統一ニュース」出演時に発言した。

ヴォロシン氏は、「敵は、自軍兵力を顧みずに、5月9日までのチャシウ・ヤル制圧の期限を履行しようとしている。敵は、そこで積極的な戦闘行為を遂行し続けている」と発言した。

同時に同氏は、チャシウ・ヤル方面のロシア軍による襲撃の大半は、ビロホリウカ近郊で確認されていると伝えた。また同氏は、敵は戦力再編を終えようとしているとし、またそこからチャシウ・ヤル郊外へと活発な榴弾砲砲撃を行っていると指摘した。同方面では過去24時間だけで、迫撃砲・榴弾砲による100発の砲撃が確認されたという。同時に、チャシウ・ヤル市に対しては4回の襲撃が行われ、今朝も1回襲撃があったと報告した。

同氏は、敵にはクラマトルシク、ドルジュキウカ、スロヴヤンシクといったチャシウ・ヤル周辺のその他の自治体へも到達する目的があるとし、現時点では、兵站ルートを巡った活発な戦闘が続いていると伝えた。

写真:参謀本部